寄せ植え教室


2017年1月30日

先日、さまざまなお仕事でお世話になっているD社で開催されている寄せ植え
講習会が業界の記事に取り上げられました。

世の中では新しいものを作る工事や、古いものを壊すときに大量のゴミが出ます。
特に土木や建設基礎工事の場合、莫大な量の掘り取り作業などがあり、
大量の土やガラとよばれるコンクリートや石の塊もゴミとして発生します。

捨てられた土や石の中には、そのまま捨てられないものもたくさんあります。
ゴミと言う言葉の代わりに『廃棄物』と言う名前をつけて、これを扱うのが
廃棄物業界です。さまざまな業界(建設・土木・食品・鉄鋼・電気・・・等々)とつながります。

一般の方はゴミというと、多分イメージは台所を含め家の中や、公園や駅の中に
あるゴミ箱の中身が多いようです。それらは一般廃棄物と呼ばれています。それ以外に
産業廃棄物と呼ばれるゴミがあり、そちらの方が比較にならないほど大量に出ています。
それなのに一般の方の目に触れる機会が少ないです。

産業廃棄物とは、朝、電気のスイッチを入れても、水道の蛇口をひねっても、家にある
家電製品を作る過程で。地下鉄に乗ればそのホームや地下鉄の軌道を作る過程で。
とにかく、社会で暮らしていく中で毎日発生している廃棄物です。

そんな産業廃棄物をただ捨てるのではなく再生化して資源にしていくというのが、最近の
廃棄物業界の潮流のようです。今でこそ『建設リサイクル法』や『資源循環型』という
言葉も見かけることが多くなりましたが。20年近く前にD社のH社長と土の再生の実験を
しているときにはあまり一般的でもなく、『枯れ木に花を咲かせましょう』ではなく、
灰の代わりにリサイクルの土で、『荒れ地に花を咲かせましょう!』的な発想でした。

実際は、日々の暮らしと産業廃棄物は切っても切れない縁なのですが、皆他人事の
ようなイメージで見られる方が多いのです。それで自分たちとの繋がりを感じてもらうためにも、
身近な緑や花を実験のテーマにして、土が『改良』されたことを証明しようとしました。
最もD社は以前から他にもいろいろ再生化技術に取り組んでおられました。

先日伺ったところ。これからの廃棄物業界は、一方通行の行き止まり先にある廃棄物を
扱う立場ではなく、循環再生資源化ための業界としての様相を色濃くしていくようです。
世界的にも『持続的経済発展』などと言っています。要するに資源を一方通行で使用
するだけで行き着く先まで行けば捨て場所にも困り、身動き取れなくなるからだと思います。

私は、ただ、カルシウムも入っていて、有機質もあり、データ的にも植物の生育が良い
土をみすみす捨ててしまうのは惜しいとずっと思っていました。だからD社の与えてくださる
機会で、一般の方に再生土の話と、それを利用して寄せ植えの講習会をするのはとても
やりがいがあります。とにかく花を咲かせるベースの土を誰も『ゴミ』とは呼びません。
背景にあるのは、常日頃のD社と地元地域との信頼関係も含め、そのようなことが
記事として取り上げられたのです。

事務局Hさんによる再生技術の説明にみな関心

土木工事に関係する粘土を泥ダンゴで説明する地盤工学のM博士

土の中の微生物の話

寄せ植えの講習会は花選びからです。みな同じものを作るのではなく人の嗜好品なので
好きなものを選びます。だから順序を決めるジャンケンは真剣です。

真剣なジャンケン!

みなさん和気藹藹とした雰囲気の中で

老若男女みな一生懸命で

前半は土の話でお勉強もどきの時間を過ごして、後半は花遊びに徹してもらって。
最後は美味しいケーキと紅茶で
地域のさまざまな立場の人たちの交流の場となる楽しい催しでした。


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