秋の植え込み


2008年10月7日

今日は、夏に玄関前のミニロック花壇を作らせていただいた
Hさんのお宅に、花壇の花の植え替えに行きました。
初めて伺ったときに、白い塀の照り返しと西日で、
植物がすぐに枯れて、砂漠状態になり、猫の糞場になってしまうことを
嘆かれていました。
元々は、そこはサツキの植えてある場所でしたが、水遣りをされていた、
ご主人が亡くなられた後、放置状態になってしまったようです。
亡くなられてから五年間。「私はまだ地に足が付いていないような状態で」
と、どのお話も、最後は「主人が生きていたときに」という
言葉につながります。第一印象は少し伏目がちでした。
植え込んだ後、水遣りのために手動式でホースを埋設しました。
ホースの穴から出る水の量はポタポタと滲出しますので、
朝夕二回1時間程度の量をやってくださいね。とお願いして、
この猛暑が過ぎました。
どうなっているのかな?と今日二ヶ月ぶりに拝見しました。
花いっぱいの白いニチニチソウと、青々とした
地被植物と、カラジウムが目に入りました。
そして、とても明るい感じのHさんが現れました。
ご主人が亡くなられて5年という節目で、この夏偲ぶ会も無事
終えられたようです。それもあってか以前と雰囲気が違います。
夏場白や紫系の涼しげな配色でしたが
秋は思いっきり華やかに、赤やピンク系統の花を入れました。
燃えるようなハゲイトウに、紅色系のテルスター。
ピンクのペンタスに立性のナデシコ。少し赤みと黄色がかった三色ヒペリカムで
縁取りしました。
少し離れた常緑の部分には白いシソ科のキャッツウィスカー(ネコのひげ)
という花をゆらゆらと。
黄色いフイリの葉のダンギクも小さな紫の花をたくさんつけています。
一番大きく穴の開いた部分にはコスモスを何本か詰めて植えました。
少々狭いので、花が次々に咲くたびに切花にしてくださいといいました。
「まあキレイ!」の言葉とコスモスを手に見送っていただきました。
明日はYさんのお宅です。


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