コスモスの嫁入り舞台裏


2008年9月26日

8月初め種から育てたコスモス3000株がようやく大道筋の花壇に
納まりました。
前日は、S部長やNさんに耕運や畝作りを任せ、翌日はA子さん他二名の
応援で植え込み、植え付け潅水も終えました。手にマメができるほどの
人間ドリルのようなK専務の植え付け穴あけで一気に仕事が進みました。
今年度は、昨年度よりポットも一回り大きく、土の量が2倍です。
やや重いトレーを、何度も移動させながら、育ててきました。

毎日のチェックで見逃せないのが、病害虫の被害です。
コスモスは、新芽をホコリダニにやられやすく、そういう苗は、
中央が茶けて、ちりちりとした状態なのですぐに分かります。
見つけ次第、すぐに、他の苗にうつらないように外に出します。
また葉が白っぽくなるウドンコ病も大敵です。
あっという間に感染するので、周辺部の草花も含めて要チェックです。
小さなアブが飛び回るときは餌であるアブラムシの存在が怪しいので
注意が必要です。ホコリダニもアブラムシもウドンコ病も害が
広がらないうちに、それぞれにあった薬剤の散布をします。
農薬散布も早めの対策は必要最小限度ですみ、扱いも楽です。

ポキリと茎が折れているものの犯人は、小さなバッタです。
見つけ次第つまみ出しますが、次々に飛び込んできます。
そんなときに去年同様頼もしい番人のカマキリが現れます。

害虫の天敵になるものはやたらに捕殺せず、共存しています。
土そっくりで、あんまりカワイクないカエルも、ときに足元ではねてびっくりします。
ハチは今年、裏手に置いてある廃棄処分のポットの中に、
巣を作っているのが見つかりました。

幸い、第一発見者が虫博士のK専務だったので大事には至りませんでした。
他の人への警告用に「注意! 鉢の中にハチ。カーバチ」と書いたMさん手製の
シールをK専務がポットに貼りました(正確にはMさんに貼らされました)。
今のところトラブル無しに、相互不干渉で生活しています。
餌にするバッタ類には困らないことと思います。
文字通り手塩にかけたコスモスが去年同様お花畑になるのには後少しです。


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