1月の作業


2016年1月15日

今日は、ランドケアのS社長は自動潅水工事の作業の応援です。
大阪湾沿い六甲のふもとの朝一番は寒かったようです。
私はU君と今年度の駅前花壇の作業について、担当の方と打ち合わせに行きました。
公共の仕事は、さまざまな書類の提出があり、設計の内容と異なる事態が発生
したときには常に話し合いが必要となります。
今回は、予定されていた灌水量が設計より少なかったのでその説明でした。
データで見ると、今年はこの10年の中で一番夏場の雨の量が多く、乾燥が続いた年に
比べると、3倍近くの降水量でした。道理で、灌水作業の量が減るはずです。
その分、夏草の発生量が多く、狭いフラワーポットの中でも油断をすると、
雑草が繁茂して植え込んだ花を覆うため除草作業は頻繁でした。

街の中の風景を花で少しでも明るくしていきたいと思っていますが、残念ながら、
世の中は優先すべきことが多いようです。予算の縮小は時にボランティアの方々の
導入ということにもつながっていきます。少々複雑な気持ちです。
それでも、担当のU君と至った結論は、「今与えられた仕事」に全力で取り組んで、
少なくとも、街の中の花のある風景を少しでもきれいに長く維持することに
プロとして持てる力で集中しようということになりました。
いよいよ仕上げの年度末に向かいます。

同時に進行している個人邸のリフォームの作業ですが、K専務と、Yさんが
連日のように、高速道路を乗りついで通っています。既存の敷石を生かして、
芝生を剥がして、除草の労苦から開放されたいというお客様の要望をかなえるべく

作業前です。敷石が沈んで段差ができていました。

作業前です。敷石周辺の土が削れて段差ができていました。

今は動かした敷石の固定と、レンガの左官作業を行っています。
北側のお庭なので終日影になる中での水仕事なのでやや二人とも
冷え切っています。鼻水を啜り上げながらの作業です。
kawari
yamakawa

当初の予定から、近々お生まれになるお孫さんの来訪を意識して、
微調整なども盛り込みながら、工事を進めています。
作り上げる中で、やはり、最後はそこに暮らす方が一番使い勝手が
良い内容になっていくことが私たちの願いです。
コツコツ丁寧に、マイペースで無理なく進んでいました。
雨水枡の蓋の模様も、山が迫る風景も、見慣れた風景とは少し違う
堺市から数十キロ離れた場所の現場作業が続きます。
hirakatasi







 

 

草抜きが楽しくなる庭


2015年7月24日

庭で、鼻歌交じりに草を抜く風景。には条件があります。

①草が引きやすいということ。
②好きなときにやめられるということ。
③作業量が少ないということ。

そのためには、できる限り、雑草の生える面積を抑える事と、
土がカチカチになって草の根が固い土にしがみつかないように
適度に湿り気を帯びて、土壌改良も含め軟らかい土にしておくことも条件です。
②は作業の切りをつけやすいことを意味します。
「今日はこの部分」という風にエリア分けしていれば、作業の達成感も出ます。
③の作業量が少ないというのは、省力化も意味します。
例えば、芝生の端っこの部分も機械で刈れるように縁石を直線に
置きます。そうすれば、機械で端まで刈ることができます。
自動潅水は、確かに草も生えますが、土が湿ってとても抜きやすくなります。

以上のことを考えて施工したのがご相談を受けていた若いご夫婦のお庭でした。
緑の好きなお父様の全面芝生のお庭を引き継がれました。
抜いても抜いても生えてくる草を蚊と格闘しながら管理しておられました。
いろんな花が植えてある花壇の中に草が侵入すると、どれが花でどれが草か
分からないと困っておられました。
敷地の外の道側にも花壇があり、ホースを持って出て水やりしなければなりません。

 

土いじりが全くお嫌いなわけではなく、ハーブやちょっとした野菜を
植えたりする花壇などをご希望でした。
雑草対策を中心に、作業スペースやハーブ・野菜花壇などを設け。
テラコッタ風のレンガで曲線の園路をつけました。

 
土の部分が随分減りました。芝生は曲線を避けて、レンガの園路周囲は、セダムや
固まる土で管理を楽にしました。花壇も含め植栽部分は潅水ホースが入っています。

 

外側花壇にもホース(赤い矢印)が入っているので外で水を撒くことがなくなりました。
年月を感じさせる、コンクリートにツル性の緑が茂りだしてちょっとアンティークな
感じが出ると良いなと思っています。

施工してから1ヶ月余りですが、芝生をとてもきれいに維持されていました。
もちろんお忙しい日々でいつも「草抜きが楽しい・・・」とはいかないでしょうが、
お庭が暮らしの中で活き活きとしているのを見るのはとても嬉しいです。

天気予報


2015年7月23日

最近はネットで雨雲の動きまで分かるようになりました。
しかも1時間単位という精度です。
降るはずだった雨は予定通り降り、強いて言えば週間予報で準備した予定が
ずれてきたときに段取りが狂うと言った感じです。
本当に私たちの仕事は天気に左右されます。
先週は台風に振り回されました。
台風は、雨だけでなく、風も強く作業能率が下がります。
高木の剪定は危険を伴いますし、通常の剪定除草作業では、後の掃除が
悲惨な状況になるからです。

一昨日の作業がまさにその状態でした。先週わざわざ台風のために延期したために、
応援部隊もあてにできず、猫の手(私です)も借り出しての作業でした。
広い商業施設のここかしこにある緑地帯を片っ端から攻めていくのですが、
そばに駐車場があり、バチンと両手バサミで切った枝が強風で吹き飛び、
それが車の方へ行かないように、私はキーパーのごとく枝葉を押さえ込みました。
ゴミ袋を風下に置くと、こいのぼりの口のようになってしまうほどの強さの風でした。
高木の枝葉はさすがに重くて飛びません。ただトラックに積み込むときに風に逆らうと
風圧でより重くなってしまうので、コツが入ります。ドンドン積み込んでは、
チェーンソウで刻んで嵩を減らして、積み荷を締め固めていきます。
みなで必死で片付けてようやく予定通り作業を終えました。

とは言うものの、いよいよ梅雨明けの酷暑がやってきそうです。雨が降っても、
風が吹いても困っていましたが、そうではないカンカン照りも厳しいです。
要するに自然に逆らえない業種ならではの「ヤレヤレ」の日々が続きそうです。

 

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