「・・・・は黙って・・・・・」


2013年2月27日

2月も明日でおしまいです。
2月は冬と春との境目にある月です。
冬より寒く感じる日もあれば、逆に一気に春が進んでしまうような陽気の日もあります。

植物は徐々に春支度です。


赤い樹肌色が低温に鮮やかだったサンゴミズキも、ぷっくりとした新芽がだんだん膨らんできました。
いつの間にか、新緑に目を奪われる頃までに赤色もさめていくことでしょう。

寒い日が続くとつい見落としがちなリュウキンカの初咲きも、今年はしっかりゲットです。
以前訪れた但馬高山植物園では、真っ白な残り雪の合間の、せせらぎ際に咲いた黄色い花と
緑の葉の色のコントラストが鮮やかでした。

敷地内のスイセンは満開です。スイセンの群落は見ごたえがありますが、一輪ずつ見ても
結構可愛い造形です。
風にフルフル震える姿も良いですが、顔を近づけて匂う香りにも、春を感じて癒されます。

植物を美しく感じるのは、植物のあるがままを黙って受け入れることの心地良さとも
関係するかもしれません。
人間は、植物と違って言葉を発します。言葉に振り回され、期待したり、がっくりしたり
疲れます。

昔のCMではないですが、人間もただ黙って、粛々とやるべきことをやれば、きっと皆
穏やかに暮らせるのかもしれませんが。

紋次郎


2012年11月1日

高校生だったころ、テレビで『木枯らし紋次郎』というドラマを観ていました。
ニヒルに「アッシにはかかわりのねえこった」と言いながら関わっていく紋次郎や
主題歌が好きで、通学の車中でよくハナミズキさんとその話題でキャアキャアと盛り上がっていました。
遠い昔の話ですが・・・

今日はそんな木枯らしを連想させるとても風が強い一日でした。
S部長は、昨日施工した自動灌水のリニューアル工事の説明資料を持って出かけました。
他のスタッフは剪定作業です。私は北大阪の方へ資材の配達です。
とにかく風がきつくて、高速道路を走る私の軽トラックは蛇行をして
横風防止の表示のようにひっくり返るのではないかとヒヤヒヤしていました。

最近大忙しの剪定作業ですが、こんな日の後片付けは大変です。
案の定、剪定組が暗くなっても戻ってきません。
帰りが遅いので状況をA子さんに携帯で尋ねると、まだ片づけ中だと言います。
日暮れてぎりぎりの時間にようやく帰路についたようです。

片づけのほとんどは手作業ですが、仕上げにブロワーという機械を使うことも多いです。
エンジン式のブロワーは吹き出し口からすごい勢いで風が出ます。手慣れた人間だと
まるで透明人間が落ち葉を操るように、散らばっていた葉が踊るように、一つ所に集まっていきます。
時に、溝などは入射角を上手にコントロールして人の手の届かない奥の方から
たくさんの塊になって葉っぱが飛び出してきます。
ところが慣れない人間がすると、葉っぱがまとまらず、時には集まったものまで
離散してしまいます。

そんなすぐれもののブロワーですが、今日は機械の風圧以上の風で機能しなかったようです。
文字通り逆風でした。ブロワーの達人のA子さんでさえ苦戦だったようで、
集めようとしても、ちりじりになり、いつの間にか視界から消えてしまいます。
自然の風が葉をまきちらすと、後で、飛び散った葉がくぼみに集まり、少々厄介です。
以前このような風の強い日に作業をしたところ、翌日クレームがきました。
ゴミの取り忘れがあるというのです。(そんなはずはない・・)と思って出向くと、
集めたはずのない場所に葉っぱの小山ができていました。
飛び散った葉が夜半の風の向きの変化で、くぼみに集まっていたのです。

剪定作業は木枯らしの季節までには終えたいところですが。なかなかそうはいきません。
最近特に、新しいお客様が増えてきたので、剪定部隊は大忙しです。
剪定の腕前はもちろん、片づけにもこだわりを持つ、私たちには
「木枯らし」は仕事の質に大いに「関わりのある」ことです。

憂いなく過ごすには・・・


2012年9月17日

小さい秋も、すっかり融けてしまったような残暑が続いています。
さすがに今週は台風が夏を追い払ってくれるのでしょうか?

植物は気温と日照で成長します。
本来は気温も下がり、日も短くなり、そろそろ夏の生育のブレーキが
かかるころですが・・・
気温が高いせいか、種を播いてもあっという間に成長してくれます。
いつもなら何週間もかけて育てるコスモスの苗も、今年度は種を播いて
二日で発芽、2週間余りで移植可能なサイズに育ちました。
先週の金曜日、雨を予定?しながら2500株を植え終えた途端に
大粒で激しい豪雨になりました。ここまでは予定通りでした。
しかし雨の勢いが強すぎました。嫌な思い出が頭をよぎりました。

数年前の雨では、同じ現場で10分ほど雨宿りをしているうちに
その後エライ目に合いました。
あっという間に道路は冠水。どの車もボートのように進み、車が起こす波で
端を歩いていた人が倒れそうになっていました。
ようやくたどり着いた交差点は池のようになっていたのですが、突っ込んでしまいました。
軽トラックは比較的排気口が高い位置にあるのですが、エンジンが止まる恐怖に
おびえながら進むと、突然前進できなくなりました。何度やってもダメです。
窓の外に工事関係の人たちが車を寄せていました。その人たちはしきりに
私に指差すのですが意味が分からず。すっかりパニックになってしまいました。
ようやく指をさす方に気づくと。車の前輪に何かがひっかかっていました。
それは、歩道に置いてあったプランターでした。それが流されて
前輪にひっかかっていたのです。男性が二人で外して下さりようやく
車が動きました。やはり冠水状態の道路を走行するのは危険です。

今回はそのときの苦い経験から、降り出してすぐに撤収し、
例の交差点を避けて、できるだけ高い位置を目指して進みました。
それでも、道路の端からボコボコと水があふれて、浸かっている個所もあり、
しかも大渋滞です。何か事が起こったときに、車での移動というのは
リスクがあるとつくづく思いました。
あと少しというところが完全に下り坂で水没していました。
しかも一方通行の側道です。恐る恐る前進する乗用車。立ち往生の車。
次々に車が溜まってきます。
結局私は側道の細い脇道を長距離バックして別道で帰りました。
この道は絶対避難経路には使えないなと思いました。

災害の状況を想像することは、平時にはなかなか難しいのですが
やはり備えと、免疫程度の怖い経験かな?と思いました。
まだまだ厳しい季節に振り回されそうです。

Newer PostsOlder Posts

ページトップへ