「寒肥」No.129
2023年2月14日
Sです
植物の肥料の与え方には、その植物に合わせた5つの肥料(寒肥・置き肥・元肥・追肥・お礼肥)があります。
中でも庭木など地植えしている場合は、根が深くまで張っていることが多いので、土の表面に肥料を、まいてもその成分が浸透していくには時間がかかります。特に、地植えの木に栄養分が吸収されやすい時期は、根が活動を始める春頃です。そのため、春に肥料の成分が根まで浸透することを想定して、肥料はその前の冬に与えるのが基本です。
このように、冬など庭木が活動を休止している(休眠中)12月から2月ごろに与える肥料のことを寒肥(かんごえ)といいます。
この時期お客様のところに、連日のように油かすと骨粉を2:1の割合でブレンドした有機質肥料を寒肥しに行きます。
有機質の肥料は時間をかけて地中で分解されてから根で吸収されるので、化学肥料とは異なり植物に負担がかかりません。
休眠中の1~2か月かけて分解され、植物が吸収されやすい形にかわり春の生長期に効き目を表します。
寒肥の具体のやり方として、植物は基本的に根の先端から栄養を吸収するので、根の先端の位置が枝先と同じくらいの位置にあるので、それを意識して寒肥を施します。
根の先端の位置あたりに穴を掘り、その穴に肥料を入れて施します。
寒肥をするかしないかで春先の植物の成長に大きな差がでますので寒肥はかなり重要です!
謹賀新年!No.127
2023年1月5日
Sです。
新年あけましておめでとうございます。2023年の幕開けです!
今年の干支は「癸卯(みずのと・う)」であります。干支は中国の古い思想である「陰陽五行思想」を礎にした60年周期で循環する暦で、それぞれ干支に意味を持っています。
それによると「癸卯」は、「寒気が緩み、萌芽を促す年」になるようです。コロナ禍以降、停滞し続けていた世の中に、そろそろ希望が芽吹く春がやってくることに期待したいところです!
更に、卯年は今まで培ってきた自身の力が試されるということなので、最後まで諦めずに希望を持ち続けると道が開けることを信じたいと思います。
あたかも、うさぎのようにホップステップジャンプと前進していきたいものです!