こんな便利なものがあったなんて!


2008年7月25日

以前ここにも書いたのですが。
思い入れのある芝生の管理を他人の手に任せることになった
Sさんご依頼の、自動潅水の工事が終了しました。
S部長とK専務が仕上げました。担当したS部長の話です。
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今回は、全自動ですので、コントローラーを設置しました。

広い、芝生を剥がさずに、最小限度の配管分だけの手掘り作業
を行いました。個人邸向けで、少ない水量でも作動する
節水型スプリンクラーを5基設置しました。
この個数は、何度かSさんと打ち合わせた上で、潅水面積から
割り出したものです。


赤い矢印
にスプリンクラーが設置されています。

その結果芝生だけではなく、花壇にも水が行渡るようになりました。

「水やり3年」と言いますが、水やりほど簡単なようで難しいもの
はありません。これまで大事に管理してこられた芝生への水やりを
自動化するにあたって、Sさんは熱心に、設定した時間に出る
スプリンクラーの水の出具合もチェックされました。その上で、
潅水範囲の不具合についての微調整を依頼してこられました。
位置の調整や散水角度を広げ、最終的には、もう1基設置することで
ご満足頂けました。
表題は、お見積もりの依頼から、施工前の打ち合わせ、
実際の工事後の微調整など、それなりの時間をかけた後の
Sさんの口から出た言葉です。
そんなお声を聞くと、苦労も吹き飛び、この仕事にやりがいを感じます。
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まだまだ猛暑は続きます。真夏のお庭の維持をあきらめてしまわずに、
ちょっと楽をしながら、青々とした緑のお庭をキープするのに、
プロの技術を利用しませんか?

そろそろ夏対策


2008年6月28日

昨日から大道筋のカンナ花壇の除草に入っています。
去年もここでボヤいて?いましたが、半端な草ではありません。
文字通り、草の中に身体を埋めての奮闘です。
昨日は、除草隊長のA子さんに、応援のKさん、K専務と私が作業をしました。
S部長は別仕事です。
実は最近、S部長の担当の自動潅水の仕事が増え始めてきました。
特に個人邸のお話が以前より目立ちます。
先日も、数十年間手塩にかけた庭の芝生を、人に管理してもらうことになる
施主様から設計・施工のご依頼がありました。
庭は物のように、ただ譲るという訳にはいきません。
世話をして、値打ちが出る生き物です。
この方の場合、お庭を手放される訳では無く、近くに住まわれて
今後も行き来があるので、なおさら芝生に心を残されていたのです。
そこで、管理に自動潅水の出番です。
当初予算や水量から埋設型のホースをお勧めしたのですが、
芝生を痛めるので避けて欲しいと言われ、スプリンクラー方式に設計変更です。
スプリンクラーはノズルによってカバーする面積が変わります。
広い面積をカバーできる反面、風などで水滴が飛ばされ、
撒きムラができるのが欠点です。
また水圧が低いと、予想した範囲が撒けない場合もあります。
現場の水圧を確認しながら、現場にあった部品を選び、
図面上で撒きムラを意識して、潅水範囲が重なるように、配置します。
もちろん重ねすぎると、部材の量が増え、コストアップにつながります。
また過度な潅水は芝生にもよくありませんし、水も無駄になります。
S部長は何度も施主さんと話し合い、予算的にもご満足いただける結果となりました。
設計・施工なので、内容を熟知した上で工事も心を込めて行います。
S部長は、内面は熱い男です。シビアなやり取りをしていても、
最後に「うれしいわ!」と喜ばれる施主さんの顔を見るためにがんばります。
いよいよ暑い夏が来ます。

楽しむためのガーデニング


2008年5月13日

毎日あくせく作業をして時間が経つのがあっという間です。
この季節、外でやるべきことはたくさんあります。
きりがないというのか・・・
土や植物を相手にする仕事は、タネをまけばその芽生えを。
芽が出れば、花が咲くことを。花が咲いたら次の植え替えのことを。と
常に先々のことを考えるので、時間がどんどん過ぎて、歳を取るのが早い感じです。
このあたりのことが以前読んだ、カレルチャペックの「園芸家の1年」という本に
うまく描かれていました。
文中、園芸家を「生き物」に例える話が出てきます。
園芸家というものは「花から花へ移るチョウ」でしょうか?
それは、年中土を掘り返す「ミミズ」だというのです。
そういえば、私もいつも土をほじくり返しているような気がします。
1年中忙しく作業をし、雪が降り積もった庭を見ながら園芸家は叫ぶのです。
「しまった!花を見るのを忘れた」と。
とまあ、そうならないように、いわゆるガーデニングには花をゆっくり愛でる時間が
必要です。本来、花の手入れをしながら花と会話を楽しむのがその時間ですが。
これからの季節なかなか厳しいものがあります。
実は先日、お客様のご紹介で、お花の好きなご高齢の方から
自動灌水の見積もり依頼を受けました。
その方はとても、お花が好きで、これまでもたくさんのいろんな種類の花を
育てて来られました。お手入れや、水遣りも当然のごとく日課でこなされていました。
しかし、最近季節的には早い炎天下続きで、
雨が降った日に、とても気持ちが癒されたそうです。
いつの間にか水遣りが苦行になっていたことに気づかれました。
おかしな例えですが。凝った手作りの離乳食作りのために子どもと向き合う
時間を減らすより、市販の離乳食を利用しながら、あいた時間で、たっぷり子どもの
相手をする。というような感じでしょうか?もちろん賛否両論あるでしょうが。
限られた時間の中で行うことの優先順位のつけ方は、人それぞれの価値観です。
それでも、高齢化社会ならではのガーデニングの楽しみ方もありそうです。
私たちはそんな方々のお役に立ちたいところです。

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