テイカカズラミタマバエ(№420)
テイカカズラ(№299)は既にご紹介しましたように、果実はササゲのような長さ20cm程度の莢を2本ずつぶら下げるはずですが、写真のように2つの莢の一部がくっついた果実が見られました。中を割ってみると、ウジムシが多数見られました。このウジムシはテイカカズラミタマバエの幼虫で、このタマバエが寄生したためにテイカカズラの果実が奇形化したものです。奇形となった果実はテイカカズラミサキフクレフシと呼ばれ、虫嬰(ゴール)の一種です。
晩秋、虫嬰から幼虫が脱出、土中で越冬し翌年成虫のタマバエが出てくるそうです。タマバエの成虫は移動距離が短いようで、集中的に発生し、どこででも見られるものではありませんが、一つ見つかると近くに数個見られることが多いようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
晩秋、虫嬰から幼虫が脱出、土中で越冬し翌年成虫のタマバエが出てくるそうです。タマバエの成虫は移動距離が短いようで、集中的に発生し、どこででも見られるものではありませんが、一つ見つかると近くに数個見られることが多いようです。
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