アカエグリバ(№133)
虫にかじられた枯葉が1枚枝に引っかかっています。が、よく見ると脚のようなものが見えます。これは、枯葉に擬態(似せている)している蛾の一種です。アカエグリバといいます。翅が虫食い状(えぐられた葉状)の赤っぽい蛾の意味です。
幼虫はアオツヅラフジの葉を食害し、成虫で冬を越します。成虫の口吻(口)は短く先端は鋭くとがっています(拡大写真)。この口をりんごやみかんの果実に刺し込み果汁を吸うため害虫として嫌われています。
頭を下にして枝に止まると、枯葉そっくりに見えますね。葉脈の模様もあり、ここまで真似する必要があるのかと思うほどです。手で触っても、私は枯葉といわんばかりに無視され、なかなか動こうとしません。
幼虫はアオツヅラフジの葉を食害し、成虫で冬を越します。成虫の口吻(口)は短く先端は鋭くとがっています(拡大写真)。この口をりんごやみかんの果実に刺し込み果汁を吸うため害虫として嫌われています。
頭を下にして枝に止まると、枯葉そっくりに見えますね。葉脈の模様もあり、ここまで真似する必要があるのかと思うほどです。手で触っても、私は枯葉といわんばかりに無視され、なかなか動こうとしません。
イチョウ(№134)
街路樹としてたくさん植えられているイチョウの葉もすっかり落ち、枝だけが目立つようになりました。この枝をよく見ると長い枝(長枝)に長さ数センチの短い枝(短枝)がついているのがわかります。果樹には、長枝と短枝をつける木が多いのですが、一般的に長枝は日陰で未熟な枝が多く、短枝は光がよく当たる場所で、組織が充実し花や実をつけやすいことが知られています。長枝は1年に数センチから数十センチも伸びますが、短枝は1mmも伸びませんが、拡大すると多数の葉がついた跡(葉痕)が見られます。
イチョウは果実(中に種子が入っていて雌しべの痕跡が残る)でなく、種子を直接ぶら下げギンナンとよばれ食用にします。
イチョウは果実(中に種子が入っていて雌しべの痕跡が残る)でなく、種子を直接ぶら下げギンナンとよばれ食用にします。