アカボシテントウムシ(№225)

 梅の木の剪定をしていると、枝に奇妙な物体を見つけました。背中が裂け、短い毛を密生させた異様なもので十数個がかたまっていました。
 アカボシテントウムシの蛹です。梅の木に、直径1mm程度の褐色の丸いものがつくことがありますが、タマカタカイガラムシで、アカボシテントウムシは成幼虫ともに
このカイガラムシを食べる天敵です。成虫は、カイガラムシの殻の中に産卵します。カイガラムシを食べて大きくなった幼虫は、終令幼虫の脱皮がらの中で蛹になるため、写真のような異様な状態となります。また、羽化したての成虫の翅は黄色く、赤点をもった黒い翅になるのに2,3日かかります。
 梅の木にこのテントウムシがいたらカイガラムシを食べてくれる天敵ですので大切にしてあげましょう。
(*写真をクリックすると拡大されます)

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▲タマカタカイガラムシとアカボシテントウムシ
▲アカボシテントウムシ成虫


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