7月になりました。梅雨明けが待ち遠しい所です。 先日、今話題のPEACHを使って石垣島に行ってきました。関空から3時間足らずで、珊瑚礁の青い海にたどり着く事ができます。
滞在中、私はずっと「外国にいるみたい!」と言い続けて、家族に不思議がられました。言葉は同じ、人の顔も、街の光景もみんな同じです。 でも、何故か外国にいる気分になってしまうのは、植物が全く違うからです。
マングローブは水面から、ニョキっと生え、 アダンは小さなパイナップルのような実をつけています。 大きな葉をツヤツヤさせているテリハボク いい香りの月桃(ゲットー)の花 深緑の丸い葉で独特の形のガジュマル イジュの大きな白い花 ヒカゲヘゴ、ヤエヤマオオタニワタリなどの大きなシダ 普通に道端にユサユサと実っている島バナナ 色んな所でサトウキビ畑が、ザワワと風に揺れています。
子供の頃、時々遠足で温室を見学する機会がありました。むっとするくらい暖かくて湿った室内に育つ植物達を見て、南の島を思い描いていました。あのときのような植物達が、温室で守られてではなく、自然にダイナミックに生い茂っているのです。
夜には星空観察をしました。星が多く見える事や流れ星が頻繁に見えることにも驚きましたが、一番驚いたのは星の位置が違う事です。北極星も北斗七星も本州で見るよりずっと低い位置にあります。一年中沈まないと学校で習ったオオグマ座が、沈んでしまいそうです。
日本というのは、普段感じているよりずっと南北に長い国なのですね。 石垣島は沖縄の本島よりも台湾に近く、昔は台湾に出稼ぎに行っていたそうです。
いつも物事を考える時、ついつい大阪や東京を中心にして考えてしまいますが、時には石垣島を中心にして考えてみると、世界やアジアとの関係がちょっと違った見え方になりそうですね。
|