ハイイロリンガ(№682)

 寒い時期に昆虫の観察をする方法の一つとして、ビーテイングがあります。枝葉をたたき、その下に白色の受け網を用意して落ちてくる昆虫を観察する方法です。この方法で公園の木をたたいていると見慣れないきれいな蛾が見つかりました。ハイイロリンガです。
 ハイイロリンガはチョウ目、コブガ科リンガ亜科の蛾の一つです。本州、四国、九州、屋久島まで分布しています。成虫の開長は23~27mmで前翅の中央部に暗褐色紋があり、全体に黄褐色網目紋がみられなかなかきれいな蛾です。後翅は淡白褐色をしています。幼虫はウルシ科ヌルデの葉を食べます。さなぎは、緑色で、ボートのような形をしており、その舳先から糸でヌルデの葉にぶら下がっています。図鑑には成虫の発生時期として6~9月となっていますが、成虫で越冬するため真冬でも成虫が見つかることがあります。
(*画像をクリックすると拡大されます)
◀越冬中のハイイロリンガ成虫

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