暦の上では処暑を過ぎているのに、いつまでも暑い日が続きます。
我が家は住宅地のはずれにあり、少し歩くと田畑が広がります。
私はこの風景が好きです。
青い水田が広がり、風がその通り道を示すかのように葉を揺らします。
こんな風に綺麗に整えられた田園風景なのですが、最近はやや雑草の生い茂る区画が目立ちます。
この暑さですもの、仕方がありませんね。
高齢化が進み、だんだん手がかけられなくなってきたのかも知れません。
これからは、あちこちで綺麗な田園風景が、だんだん荒れていくのでしょうか?
そんな心配をしていたら、ネットニュースで ”農業にデジタル技術が広がりつつある。”という記事を見つけました。
農家が減り、生産者が高齢化して、耕作放棄地がどんどん増えているのですが、一部ではロボット農機が人間に代わって農作業を進めているのです。
田植え機やトラクタにGPSや自動運転技術をつけると、ベテラン並みの技術で半分の時間で作業をします。
ドローンに撮影させて、病虫害をチェックし、必要な所にだけドローンでピンポイントに薬剤を散布すると、省力化だけでなく薬剤を減らすことができます。
あ私は、子どもの頃、鉄腕アトムを夢中になって見ていました。
「科学の進歩が人類を幸せにする。」と固く信じて、科学の発達した未来をワクワクしながら思い描いていました。
あの頃想像していた未来とは少し違うけど、科学が発達して、ロボット達が人類を楽にしてくれるのは、とても素敵な事です。
ごく小さな例ですが、私の90歳の両親は、自動潅水が天気を判断して、自動的に適切に水を撒いてくれるおかげで、暑い夏も水やりの苦労をせずに、のんびりと庭の緑を楽しんでいます。
細やかに手をかけたい所はかけて、機械に任せる所は任せて、農業が斜陽産業ではなく、夢のある生産性の高い産業として発展できれば、素晴らしいですね。 |