クルミヒラタハムシ(№223)

 オニグルミの葉に、体長5~7mmで、黒色、胸の両端が黄色の甲虫がいました。
 これはクルミヒラタハムシの成虫です。クルミの木の大害虫で、成虫も幼虫もくるみの葉を食害します。大発生すると、クルミの葉脈だけを残して食い尽くすこともあります。この写真の腹が異常に大きいのは多数の卵を腹に持ったメスです。その腹の上にいるのはオスです。幼虫は、葉の裏に尾端でぶら下がった状態で蛹になります。
 この幼虫をねらう大型のテントウムシがいます。それは、赤と黒の模様を持った光沢の有るカメノコテントウです。カメノコテントウは成幼虫ともクルミヒラタハムシの幼虫を食べる天敵です。
(*写真をクリックすると拡大されます)
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◀クルミヒラタハムシ成虫(下:雌、上:雄)