イヌホオズキ(№464)

 日本中、北から南までどこででも見られるナス科ナス属の雑草にイヌホオズキがあります。1年草ですので、冬の寒さに合うと枯れてしまいますが、暖冬の今年は2月になってもあちらこちらで見ることができます。
 草丈30~90㎝、茎は直立、分枝し葉は長さ3~10cmでナスの葉に似ています。茎の途中から花芽を出し、6~12月に4~8花を散房状(一点から複数の蕾が周囲に広がる)に付けます。白い花弁の中央から黄色の葯を出し、未熟果は緑色、熟すと黒色となり中に15~60の種子ができます。史前帰化植物(有史以前に帰化した植物)と言われています。
 全草にソラニン(ジャガイモの発芽時に生ずる有毒成分)を含む有毒植物ですが、漢方では解熱剤、利尿剤、抗がん剤として利用されるそうです。油断していると畑に大発生をしていることもあり除草に注意が必要ですし、ナスの大害虫であるニジュウヤホシテントウムシが好んで食害するためナスの栽培地では特に注意が必要です。
 類似種にオオイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキなどがありますが、非常によく似ており同定はむつかしいようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲イヌホオズキ
▲イヌホオズキの花
▲未熟果
▲熟果

                         homeへ


ページトップへ