ナナホシテントウムシ(№6)

 アブラムシが発生してしばらくすると近くにテントウムシが見られるようになります。テントウムシは成虫も幼虫もアブラムシなどを食べて生きています。このように害虫(ここではアブラムシ)を食べてくれる昆虫を天敵といい、人間の役に立っています。
 テントウムシの仲間は飛ぶときに葉の先や花びらの先など一番先端まで登ってから飛び立ちます。手のひらに乗せると指の先まで歩きそこから飛び立ちます。
 ジャガイモ、ホオズキ、トマトにもテントウムシがいました。でも、このテントウムシは植物の葉を食べています。これはニジュウヤホシテントウムシといって害虫です。堺近辺では、テントウムシの仲間で害虫はニジュウヤホシテントウムシだけです。

 

▲ナナホシテントウムシ
▲ニジュウヤホシテントウムシ成虫と幼虫

アブラムシ(№5)

 新芽が伸びだすと同時に、やわらかい芽や葉をねらってアブラムシが寄生します。新芽にびっしりついた様子を見ていると体がかゆくなりませんか。
 ところで、春先のアブラムシは殆ど翅(はね)がありません。しかも繁殖を始めると雌成虫が交尾することなく、子虫を直接産みます。屋外でアブラムシが大発生しているときに、大きな成虫がお尻から子虫を産んでいるところが見られます。このようにして夏から秋までどんどん増えていきます。
 秋になると翅の有るオスとメスが誕生し、交尾して卵を産み、この卵で冬を越すのが一般的です。
 この写真は、フウセントウワタに寄生しているキョウチクトウアブラムシです。。
(*写真をクリックすると拡大されます)
◀キョウチクトウアブラムシ

ニオイバンマツリ(№4)

 当社花壇で見つけました「どくろの木」です。両目だけでなく、頭蓋骨の継ぎ目までくっきり出ていますね。
 実は、ニオイバンマツリというナス科の木の蕾(つぼみ)です。
 この花の色は紫ー淡紫ー白と変化します。この変化から英名は朝ー昼ー晩(morning-noon-and-night)、昨日ー今日ー明日(yesterday-today-and-tomorrow)、そして色あせぬ間に(kiss me quick)などと呼ばれています。
▲ニオイバンマツリの蕾
▲ニオイバンマツリの花

ページトップへ