あ雪や霰がちらつく、非常に寒い日々が続きます。
このような時期は、つい暖かな部屋にこもってしまいます。
エコ・ワークスの庭の植物たちは、寒さに耐えていますが、他の季節の緑色とは違って、全体的に何となく赤味がかっています。
赤味がかっていても、決して枯れたわけではなく、じっと春を待っているのです。
そこで、今月は赤い樹皮・赤い葉の植物を幾つか、ご紹介させて頂きました。
あ書いているうちに、「寒くなると、どうして葉は赤くなるのか?」が知りたくなって、色々調べてみました。
(今月は、Dr.カーバチみたいですね。)
葉の水分は、凍ると体積が増えて、細胞を壊してしまいます。
壊れると、植物は枯れてしまうので、植物は細胞内を凍らせないように工夫します。
まず、植物は低温にさらされると、でんぷんを糖に分解し、アミノ酸を増やします。
すると、液の濃度が高くなり、氷になる温度が下がり(凝固点降下)、0℃でも凍りません。(浸透圧・過冷却も影響があるそうです。)
その時に、増えた糖とアミノ酸が反応して「アントシアニン」ができます。
「アントシアニン」は、青や緑の光を吸収するため、赤い光が反射され、葉が赤く見えるようになります。
植物たちは、寒さの中を生き残るために、実に頑張っているのですね。
「霜降り白菜」など、凍らないように頑張った冬野菜は、糖度が高く甘くなります。
ブロッコリーも、真緑色の物よりも、先が少し赤紫になっているものの方が、甘くて栄養価も高いらしいです。
赤くなった植物たちの頑張りを応援しながら、その美味しさや栄養を頂いて、厳しい冬を乗り切りたいものですね。
自然豊かな泉北ニュータウンでは、これからあちこちで、春の兆しがみられることでしょう。
厳しさを含んだ赤茶色も興味深いですが、ふんわりとしたパステルカラーが増えていく日々も楽しみです。 |