2016年7月(July)

7月になりました。7月7日は七夕です。この日は旧暦の日付だけそのまま採用したので、梅雨にかかります。もともとは8月8日頃だったので晴天が多く、織り姫はもっと彦星と会いやすかったかもしれませんね。
ジギタリス・イルミネーション(ゴマノハグサ科)
ヨーロッパ原産のジギタリスとカナリア諸島に自生するイソフィレクシスの属間交配により 誕生した新品種です。リバーシブルの花色はとてもカラフルです。タネができないため長寿命で 花期が長く、よく分岐して脇枝からも開花するのでボリュームがあります。多年草で冬も常緑で、耐暑性もあるので、暖地でも容易に夏越し出来ます。

メカルドニア(ゴマノハグサ科)
アメリカ大陸原産。一般的によく出回っているのは黄色い花を咲かせる‘ゴールドフレークです。花は小さく花つきもそれほどよくありませんが、次々と開花します。匍匐性で花期が長く、暑い時期にも元気なので、夏花壇やハンキングに向いています。半耐寒性で寒さにやや弱いので、一年草扱いされる事がありますが、暖地では霜の当たらない軒下で容易に越冬します。挿し木で容易に増やすことができます。花言葉は「知性」「思い続ける」
センニチコウ(ヒユ科)
熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。写真はファイヤーワークスと呼ばれるローズ色の花を咲かせる品種で、スパイシーな香りがします。従来の品種より花数が多く、ピンクの色合いの先端に小さな黄色の花が咲きます。まるではじける花火のようです。非常に丈夫で育てやすく、初夏から初冬まで長期間花を楽しめます。
クリスマスブッシュ(クノニア科)
オーストラリア原産の常緑高木です。山麓の雨林や明るい林に生え、高さは10メートルほどになります。葉は7センチほどの3出複葉で細かい鋸歯があります。新葉はピンク色やブロンズ色を帯びます。晩春に直径1センチほどの小さな白色の花を咲かせます。花後に萼が肥大して深紅色となり、樹木全体が赤く染まるようになります。南半球のオーストラリアではクリスマスの時期に赤くなります。
エキナセア(キク科)
北アメリカ原産の多年草で、ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)ともよばれます。花期は7〜10月頃で、筒状花(中央部分)は盛り上がり、舌状花(花弁に見える部分)はやや下向きに咲きます。良い香りがし、寒さに強いです。ウイルスや細菌に対する体の免疫力を高める効果があり、北米の先住民は風邪などの予防に使ってきました。様々な花色があり咲き進むにつれ変化します。写真はオレンジ色からベージュがかったピンク色に変わるタイプです。
  ヘメロカリス(ユリ科)
日本・中国原産のユウスゲやカンゾウ類を品種改良した園芸品種です。花が一日だけ咲くので「デイリリー」ギリシア語でへメロ(一日)カロス(美)なので同じ由来です。とても丈夫で、様々な大きさや花色があります。エコ・ワークスの庭だけでも写真のようにバラエティー豊かです。
  グリーンカーテン
湿気の多い季節です。
心地よく庭作業ができる爽やかな時間は、この時期はとても短いです。
そこで、水やりは自動潅水に任せて、草取りや剪定などはできるだけ手早く終えて、家の中から「癒しの庭」を楽しみます。
夏の我が家は、ゴーヤのグリーンカーテンで、外からの視線が遮られています。おかげでリビングのカーテンをいっぱいに開いて、 内側からゆっくりと庭を眺めることができます。
これが実に心地いいのです。グリーンカーテンは、庭側から見るのと、裏側から見上げるのとでは、景色が全く違います。
葉脈・茎をこちら側に向けた葉を透かして、緑の光が差し込み、その隙間から空が見えます。
風に葉が揺れ、花には虫が行き来します。
地面にいる、ダンゴムシやトカゲからは、いつもこんな風に見えているのでしょうね 。
ゴーヤは気を付けないと、すぐに水切れして、しなびてきます。
あわてて水やりをすると、元気を取り戻しシャキッとしてきます。
最近、極たまにですが、自分をしなびた植物のように感じる事があります。
植物を丁寧に育てるように、自分自身を慈しむのは、とても大切な事ですね。
好きな物に囲まれた、居心地のいい空間で、のんびり過ごす時間を、今まで以上に
大切にしたいです。
そうすれば、もっと自分の心の声に、耳を傾けることができそうです。
私の周りには、もっともっと頑張っていている人がいっぱいいます。
みんな輝いていて素敵ですが、時には何とか工夫して、自分自身を慈しんでほしいと思います。
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