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シクラメン (サクラソウ科) 地中海沿岸原産。ハート型の葉は縁がギザギザで、銀白色の模様が入ります。花びらは上に反り返ります。受粉すると花茎がくるくる巻く姿からギリシア語のキクロス(らせん)よりこの名がつきました。「シクラメンのかほり」という歌がきっかけで、それまであまり香りのなかったシクラメンに「香り」が求められるようになり「芳香性シクラメン」も開発されました。
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アセビ (ツツジ科) 本州、四国、九州に分布する常緑性低木です。早春にスズランのようなつぼ形の花を房状に付けます。葉は濃いグリーンで新芽はやわらかな光沢のある赤色です。古くから愛され万葉集にも読まれています。「馬酔木」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったようになるからです。基本種は白花ですが園芸種には赤やピンクもあります。 |
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エリカ(ツツジ科) アフリカ、ヨーロッパに600種以上分布する常緑性の樹木です。英語ではヒース(エミリーブロンテの描く荒涼とした原野が浮かびますね。)ドイツ語ではハイデと呼ばれます。胆石を砕く薬効があるのでギリシア語のエイレケー(砕く)よりこの名がつきました。女優の沢尻エリカさんの名はこの花が由来だそうです。花言葉は「孤独」。写真はウィンターファイアーと呼ばれる冬咲きの品種です。
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ハボタン(アブラナ科) グリーンに縁取られた白や赤の葉は、大輪の花が咲いたような美しさで、正月飾りに欠かせません。葉姿を牡丹の花に見立てこの名がつきました。原産地の西ヨーロッパでは古くから野菜として扱われ、大和本草(1709年)に『オランダナ』の名前で登場する植物がハボタンとされています。味は「よい」と記されていますが、葉を観賞するものではなかったようです。 |
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ヒメコウジ(ツツジ科) 北アメリカ原産の樹高10~25cmの低木です。6~8月に葉の脇に赤味を帯びた白い釣鐘形の花を下向きにつけます。花の後につく実は液果状のさく果で、9~翌3月頃真っ赤に熟します。英名はチェッカーベリー(checkerberry)ですが属名のゴーテリアの名でも流通しています。葉や実にはサリチル酸メチルが含まれるので、カナダのエスキモーは鎮痛薬として用いたといいます。花言葉は「明日の幸福」 |
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クリスマスローズ(キンポウゲ科) ヨーロッパ~西アジア原産です。クリスマスの頃に咲くのはへボラス属の中でも「二ゲル」一種で、他は早春に咲きます。花びらに見えるのは萼で、花びらは退化して小さな蜜腺となり、おしべの付け根を囲むような形で小さく残っています。ほとんどのクリスマスローズは下向きに花を開きますが、写真の種は大きな花を上向きに開きます。花言葉は「中傷」「誹謗」「中毒」「悪評」「発狂」など毒々しいです。実は有毒なのです。 |