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アサガオ (ヒルガオ科)
英名はJapanese morning glory。中国南部から東南アジア原産。中国で古くから観賞用あるいは薬用として栽培されており、奈良時代に渡来したと考えられています。万葉集の「朝貌(あさがお)」はキキョウまたはムクゲで、その後朝に花を開くアサガオが取って代わったと言われています。
写真のアサガオは宇宙飛行士の山崎直子さんと一緒に宇宙で過ごしたNAOKO☆(宇宙)アサガオの子孫です。詳しくは下に記述します。
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ヘリオプシス(ヒメヒマワリ) (キク科)
ヘリオプシスとはギリシア語で太陽の花という意味です。北アメリカ原産で、明治時代に渡来しました。本来大形になるヒマワリを改良して小さくしたものです。花は直径5~8センチで、一重咲きと八重咲きがあります。茎や葉に短い固い毛が生え触るとざらざらした感じがします。花期は長く6~10月です。「宿根ヒメヒマワリ」「キクイモモドキ」とも呼ばれます。外側の黄色い花びらをつけた舌状花、内側の花びらのない筒状花の集まりです。花言葉は「あこがれ」「崇拝」
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ミソハギ (ミソハギ科)
日本、朝鮮半島原産の多年草。夏の日、水田の畦や水辺で花を咲かせています。ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き、仏前に供えられるのでボンバナ(盆花)とも言われます。花穂に水を含ませて水をかける風習が、禊を連想させるところから、ミソギハギ(禊萩)と呼ばれ、それが変化したものだとの説もあります。今もお盆になると、この花に水をつけ供物を清め、玄関を清め先祖の霊を迎える地方もあります。花言葉は「慈愛」
みそ萩や 水につければ 風の吹く 一茶 |
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銅葉ダリア (キク科)
メキシコ原産。ダリアの名はスウェーデンの植物学者アンデルス・ダールにちなみます。和名はテンジクボタン(天竺牡丹)です。花形、花色が豊富で高性種から矮性種まで様々で、花期は5~10月です。写真の銅葉系ダリア『ミッドナイトムーン』はその名のとおり闇に浮かぶ満月のようです。こんな葉色になるのはアントシアニンと呼ばれる色素が普通のダリアよりも多く含まれているからとも言われています。 |
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サルビア・グラニチカ (シソ科)
原産は南米。夏から秋にかけて、高さ1.5mほどの茎の先端に穂状花序をつけ、ヘビが口を開けたような形の青紫色の花を咲かせます。萼が黒いのが特徴です。サルビア はラテン語の「salvare(治療)」に由来し(薬用になるものが多いから)グラニチカ は「(パラグアイの先住民族)グアラニ族の」に由来します。日本では「メドーセージ」の名で流通していますが、これは本来サルビア・プラテンシスをさします。 |
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スプレーマム (キク科)
先が分かれた枝(スプレー)につくつぼみを摘蕾せず、小枝の先に多数の花をつける一茎多花咲きの園芸品種です。アメリカに渡って改良された園芸品種が里帰りしてきた花です。キクは秋のイメージですが、スプレーマムは夏に開花する品種があります。赤やオレンジ・ピンク・クリームなど花色は豊富で、形も一重咲き・ポンポン咲き・アネモネ咲き・スパイダー咲き・丁字咲きなどがあります。和風・洋風共に使え、花壇・植え込み・切り花としても人気が高いです。
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