|
ユリ(ユリ科)
アジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布しており、原種は100種以上あります。風に吹かれてゆらゆらユラユラする事から「ユリ(揺り)」の名がついたとの説もあります。食用や薬用に使用されます。ちなみに「ゆり根」のほとんどはコオニユリの球根です。 『さはいへどそのひと時よまばゆかりき夏の野しめし白百合の花 』与謝野晶子 |
|
アガパンサス(ユリ科)
南アフリカ原産の多年草。ギリシア語のアガベ(愛)とアンサス(花)から「愛の花」という意味です。地際から光沢のある細長い葉を何枚も出しその間から花茎を伸ばし、先端に数十輪の花を放射状咲かせます。花色は紫、青紫、白などがあり、満開時は華やかです。ラッパ型で横向きに咲くものが多いですが、下向きや上向きもあります。草丈は30cmくらいのコンパクトなものから1mを越す大型種まであります。 |
|
カンナ(カンナ科)
熱帯アメリカを中心に約50種が分布する多年草です。カンナはギリシア語で「アシ(葦)」を意味し、アシに似ているのでこの名がつきました。草丈が1m-2mになる大型種と40cm-50cm程度の矮性種があります。6本ある雄しべが、1本を残してすべて花びらに、雌しべはへら状になります。花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白があり、葉も銅色、斑点や模様のはいるもの等多種多様です。
←カーソルを置いたり外したりしてみてください。 |
|
イブキジャコウソウ(シソ科)
タイムの仲間です。伊吹山に多く芳香があることからこの名がつきました。ややつる性でジュウタンのような群落を形成します。高さ5~15cmで木本類では最も矮性です。日本~アフガニスタンの温帯から寒帯に分布し、日当たりの良い山の岩場や草地、海岸などに生えます。葉の両面には小さい分泌腺が点在していて、触れると芳香が漂います。夏には、枝先に花穂をつくり淡いピンクの小さな花を多数着けます。 |
|
ガクアジサイ(ユキノシタ科)
関東南部から紀伊半島・四国の太平洋岸に自生し、中国にもあると云われています。栽培されている球状のアジサイの母種と考えられています。ガクアジサイの花は中央部の5枚の花弁と4-5枚の小さな萼片をもつ両性花と、周辺部の3-5枚の大きな萼片をもつ装飾花からなります。和名は装飾花を額縁に見立てたもの。アジサイともども広く栽培されており、栽培品種も多いです。 |
|
ヘメロカリス(ユリ科)
日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類を品種改良されてできた園芸品種ですが、広い意味で野生種も含みます。花が短命で一日しかもたないことから「デイリリー」とも呼ばれます。ギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」からこの名がついたのでデイリリーと由来は同じですね。大きさや花色など非常にバラエティーに富んでおり、性質もとても丈夫です。
↑ カーソルを置いたり外したりしてみてください。 |