クロヒカゲ(№656)
薄暗い林床、林縁を日中に飛び回るチョウの一つにクロヒカゲがいます。前翅長(前翅の付け根~先端までの長さ)23~33mmの中型のチョウで、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のチョウで、前後翅、表裏とも黒褐色で、裏面には蛇の目の模様が見られます。
5~9月に成虫が現れ、北海道から九州まで見られます。成虫は樹液(アラカシ、コナラなど)や獣糞を好み、花には来ません。幼虫はイネ科のササ類(チシマザサ、クマザサなど)を食べ、年に3回発生し幼虫で越冬します。
近似種として、ナミヒカゲとクロヒカゲモドキがいますが、慣れれば翅の地色で区別できますし、翅の裏の模様でも区別が可能です。チョウ類の多くが個体数を減少させている中で、放置林や耕作放棄などで笹類の侵出が見られるためかそれほど減少していないチョウ類の一つです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
5~9月に成虫が現れ、北海道から九州まで見られます。成虫は樹液(アラカシ、コナラなど)や獣糞を好み、花には来ません。幼虫はイネ科のササ類(チシマザサ、クマザサなど)を食べ、年に3回発生し幼虫で越冬します。
近似種として、ナミヒカゲとクロヒカゲモドキがいますが、慣れれば翅の地色で区別できますし、翅の裏の模様でも区別が可能です。チョウ類の多くが個体数を減少させている中で、放置林や耕作放棄などで笹類の侵出が見られるためかそれほど減少していないチョウ類の一つです。
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