コシダ(№646)
落葉樹が葉を落とし陽の光が林の奥まで差し込むような冬の山道、青々とした葉を残しているシダで目につく群落を作っている代表の一つはコシダでしょう。
ウラジロ科コシダ属の常緑シダで、日本では福島県以南から沖縄まで分布しています。日がよく当たる乾燥気味の貧栄養土壌を好むようでウラジロと同所的に生息しています。パイオニアプランツの一つで山火事などの跡地に真っ先に生えてくる植物の一つでもあります。地下茎が横に長く広がり、間隔をあけて葉を生じるため群落になることが多い植物です。地下茎から伸びた主軸の先に2枚の羽片を付け、その間から2叉分枝(それぞれ2枚の羽片を付けた2本の主軸が出る)することを繰り返しながら成長します。毎年2叉分枝を繰り返しながら2m程度まで伸びることがありますが、多くは1m程度で止まるようです。ウラジロも毎年分枝を繰り返しますが、1本の主軸を出す点で区別できます。
葉柄は褐色で硬く、籠を編んだり生花の材料として使われたりします。移植がむつかしく庭園での利用はあまり見られません。
(*画像をクリックすると拡大されます)
ウラジロ科コシダ属の常緑シダで、日本では福島県以南から沖縄まで分布しています。日がよく当たる乾燥気味の貧栄養土壌を好むようでウラジロと同所的に生息しています。パイオニアプランツの一つで山火事などの跡地に真っ先に生えてくる植物の一つでもあります。地下茎が横に長く広がり、間隔をあけて葉を生じるため群落になることが多い植物です。地下茎から伸びた主軸の先に2枚の羽片を付け、その間から2叉分枝(それぞれ2枚の羽片を付けた2本の主軸が出る)することを繰り返しながら成長します。毎年2叉分枝を繰り返しながら2m程度まで伸びることがありますが、多くは1m程度で止まるようです。ウラジロも毎年分枝を繰り返しますが、1本の主軸を出す点で区別できます。
葉柄は褐色で硬く、籠を編んだり生花の材料として使われたりします。移植がむつかしく庭園での利用はあまり見られません。
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