イソヒヨドリ(№641)

 春になれば鳥の声も賑やかになります、いろいろな鳥が春のさえずりを聞かせてくれますが、都心部で、最近特に耳に止まるようになったのはイソヒヨドリでしょう。大きな声と、その美声には定評があります。
 イソヒヨドリは日本全国に分布しており、本来は海岸付近の岩礁地帯に生息していたものですが、最近都市部への進出が著しい鳥として注目されています。本来の磯から逃げ出したわけではなく、磯にも従来同様生息しており、かつ都市部へも進出しているのが実情のようです。
 オスは頭から喉、背が暗青色、胸腹部はレンガ色、翼が黒と目立つ色をしています。それに比べ、メスは全体が鱗模様の暗褐色で地味です。電柱や屋根の上によく止まりますが、採餌の際には地上部へ降りて昆虫、甲殻類、小型の爬虫類などを探します。
意外と人馴れをしており、コンクリートの建物や民家の屋根裏などでも繁殖するようです。3枚目の写真は、ホテルのベランダへ毎朝採餌にやってきた幼鳥です。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲イソヒヨドリ雄成鳥
▲イソヒヨトリ雌成鳥
▲イソヒヨドリ幼鳥

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