ガガブタ(№638)
本稿№530でアサザを紹介しましたが、同じミツガシワ科アサザ属にガガブタと呼ばれるよく似た水草があります。本州以西の湖沼、溜池などの止水域で見られ、水底の根から茎をのばし、水面近くで葉柄と葉を出します。葉は卵心形の浮葉で長さ8~10cm、花は7~10月に直径2~3cm程度の白い5弁花を開き、午前中に開花、午後には閉じてしまいます。花弁の周囲は細かく裂け、毛のように見えます。この花は異形花柱性で自家不和合性のため他花受粉でない限り、結実しません。しかし、茎の先端部に殖芽を生じ無性繁殖できるため受粉なしでも繁殖は可能です。
国内では、止水域の減少により、発生は非常に少なくなり環境省の準絶滅危惧種、大阪府では絶滅危惧1類に指定されています。アサザは時々群落を見かけますが、ガガブタはほとんど見かけられなくなりました。貴少種はどうすれば守れるのでしょうか。
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国内では、止水域の減少により、発生は非常に少なくなり環境省の準絶滅危惧種、大阪府では絶滅危惧1類に指定されています。アサザは時々群落を見かけますが、ガガブタはほとんど見かけられなくなりました。貴少種はどうすれば守れるのでしょうか。
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