トチカガミ(№636)
水田地帯の溜池でよく見られた水草にトチカガミがあります。トチカガミ科トチカガミ属の浮遊性多年草の水草です。走出枝(ストロン)を伸ばしながら増殖しやがて水面を覆い隠すようになります。
7月~10月、直径20~25mmで白色3弁の1日花を付けます。雌雄同株異花で、写真は雄花で中央には退化した柱頭(退化したメシベ)も見られます。葉は2~7cmの円形で、基部は心形をし全体につやがあります。水に浮かぶ葉の中央部には気嚢があり、浮袋の役目を果たしています。この円くてつやのある葉をスッポン(トチ)の鏡に見立てて付けられた名前だそうです。また、この葉は食用にも供されたそうです。
写真撮影のためいくつかの溜池を訪ねましたが、なかなか見つけられませんでした。やや富栄養化した溜池に多いのですが、そのような環境が減少したためか、大阪府では絶滅危惧1類、環境省では準絶滅危惧種に指定されています。
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7月~10月、直径20~25mmで白色3弁の1日花を付けます。雌雄同株異花で、写真は雄花で中央には退化した柱頭(退化したメシベ)も見られます。葉は2~7cmの円形で、基部は心形をし全体につやがあります。水に浮かぶ葉の中央部には気嚢があり、浮袋の役目を果たしています。この円くてつやのある葉をスッポン(トチ)の鏡に見立てて付けられた名前だそうです。また、この葉は食用にも供されたそうです。
写真撮影のためいくつかの溜池を訪ねましたが、なかなか見つけられませんでした。やや富栄養化した溜池に多いのですが、そのような環境が減少したためか、大阪府では絶滅危惧1類、環境省では準絶滅危惧種に指定されています。
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