タヌキマメ(№634)
マメ科1年草の仲間にタヌキマメ属があります。本州から沖縄に分布しますが、本州、四国、九州には1年草のタヌキマメ1種だけが存在します。
タヌキマメは草丈20~70㎝、7~9月に青紫色で直径7~10mm程度のマメ科特有の蝶形花を咲かせ、左右の翼弁基部に白斑があるのが特徴です。また、この花は正午ごろに開花し、夕方にはしぼんでしまう1日花です。葉はマメ科の植物にしては珍しく4~12cmの線形~広線形の単葉を互生します。さらに、マメ科の他の植物同様に夜間就眠運動により葉を立てた状態になります。葉表をのぞき全身に毛が多く、この毛が名前の由来になっているようです。毛に覆われた果実を振るとガラガラと音がし、学名のCrotalaria属は玩具の「ガラガラ」を意味するギリシャ語から来ています。
1年草で、毎年種子により繁殖するため生育変動の激しい植物です。京都府では絶滅危惧種に指定されています。全草有毒で、発がん性もありますが、利尿剤、強心剤として民間療法で利用されたり、農作物のネコブセンチュウ防除のため作物の間に栽培されたりすることもあります。
(*画像をクリックすると拡大されます)
タヌキマメは草丈20~70㎝、7~9月に青紫色で直径7~10mm程度のマメ科特有の蝶形花を咲かせ、左右の翼弁基部に白斑があるのが特徴です。また、この花は正午ごろに開花し、夕方にはしぼんでしまう1日花です。葉はマメ科の植物にしては珍しく4~12cmの線形~広線形の単葉を互生します。さらに、マメ科の他の植物同様に夜間就眠運動により葉を立てた状態になります。葉表をのぞき全身に毛が多く、この毛が名前の由来になっているようです。毛に覆われた果実を振るとガラガラと音がし、学名のCrotalaria属は玩具の「ガラガラ」を意味するギリシャ語から来ています。
1年草で、毎年種子により繁殖するため生育変動の激しい植物です。京都府では絶滅危惧種に指定されています。全草有毒で、発がん性もありますが、利尿剤、強心剤として民間療法で利用されたり、農作物のネコブセンチュウ防除のため作物の間に栽培されたりすることもあります。
(*画像をクリックすると拡大されます)