ハマナデシコ(№589)

 花の少ない盛夏の海岸で、比較的目立つ花を見付けました。ナデシコ科ナデシコ属の宿根草でハマナデシコと言います。日本原産で別名ナツナデシコ、フジナデシコ、ベニナデシコなどと呼ばれ、園芸店の店頭で販売されることもあります。
 本州~九州の太平洋側海岸に多く見られ、草丈15~50cm、花は直径1.5cmで多数が集まった集散花序を作り、真夏の花として栽培されることの多い花です。花の色は紫が中心ですが赤や白の園芸品種も多くみられます。葉は4~8cmで肉厚、つやがあり対生します。根出葉は長さ5~9cmの単葉をロゼット状に出します。
 宿根草ですが4~5年経った大株は枯れやすく、海岸整備や観賞用採取などで減少傾向にあり京都府では絶滅危惧種に指定されています。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲ハマナデシコの大株
▲ハマナデシコの花
▲ハマナデシコの花

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