ユーカリハムシ(№99)

 各地の公園や、植物園にはユーカリの木がうえられています。コアラの餌用としても栽培されるようです。日本ではユーカリを食害する害虫は殆ど見られませんでした。しかし、さいきん、このユーカリの葉が食害された痕跡を見かけるようになりました。
 写真のような食痕で、これはユーカリハムシによるものです。このムシはオーストラリア原産で、2007年7月に大阪府寝屋川市で見つけられ、2008年には鶴見緑地や大阪市大でも見つけられました。その後、大阪南部の各地で発見されています。2009年には関東でも見つけられています。
 写真は、堺市南区で撮影しました。成虫は、昼間はユーカリの樹皮の下に潜み、夜間活動するため、なかなか見つけることができません。幼虫も樹皮の下のくぼみに潜んでいます。成虫で越冬するようです。
 さて、日本に天敵はいるのでしょうか。天敵がいないと大発生することになるのでしょうか?
(*写真をクリックすると拡大されます)
▲ユーカリハムシによる食痕
▲ユーカリハムシ成虫


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