ゴマダラカミキリ(№135)

 バラの木の根元に木屑が見られ(写真左)、バラが枯れました。切ってみると、中から体長4~5cmで頭の黒い虫が出てきました。これは、越冬中のゴマダラカミキリの幼虫です。茎に穴を開けて食害するためテッポウムシとも呼ばれます。
 成虫は2,5~3,5cmの黒くて、白い斑点をつけた立派なカミキリムシです。
 成虫も幼虫も樹木を食害しますが、幼虫は木の中を食い進むためその被害は甚大です。イチジクなどの果樹も食害するため、このカミキリムシ防除に、カミキリムシに寄生する糸状菌(カビによる病気)が農薬として登録されています。
▲バラの被害状況
▲茎の中の幼虫


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