ビロードツリアブ(№147)

  年に一度、春先だけに出てくるビロードツリアブです。体にビロードのような毛を生やし、空中で停止飛行(ホバリング)しながら、長く突き出た口(口吻)を花の奥に刺し込み、蜜を吸い回っています。空中で停止している状態が、糸で吊られているように見えるためこのような名前が付けられています。
  ハエなどと同じ仲間ですので翅は前翅のみで、後翅は小さな突起(平均棍)となっていますが、前翅の後部基部は拡大して、鱗弁と呼ばれる膜状に変化しています。
▲ムラサキケマンの花から吸蜜中
▲ヤマブキの花から吸蜜中
▲毛のふさふさしたビロードツリアブ
▲ビロードツリアブの鱗弁


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