セアカゴケグモ(№153)

 植木鉢を動かすと、鉢の底に黒くて小さなクモ(足を伸ばすと2cm程度)が見つかりました。よく見ると、背中の後ろ半分に赤い模様が入っています。
 1995年高石市で見つかったセアカゴケグモです。熱帯・亜熱帯原産の毒グモで、発見された当時は大変騒がれましたが、今では南大阪のどこにでも見られるようになりました。溝などに潜んでおり、垂直の糸を何本も張った不規則なクモの巣の上部に構え、歩行中の小動物が糸に絡むと上から粘着性の糸で吊り上げて捕らえます。性格はおとなしく、臆病なクモですが、素手で捕まえたりすると咬まれることがあります。メスだけが強い神経毒をもっています。
 交尾後、メスがオスを襲うことがありゴケグモと呼ばれるようです。


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