モウセンゴケ(№156)

 地下水が滴り落ちる山道の痩せ地に食虫植物のモウセンゴケが生えていました。モウセンゴケとコケの名前が付いていますが、コケの仲間ではなく、普通の花を咲かせる被子植物の仲間です。自身も炭酸同化作用をしますが、肥料分の少ない痩せ地をすみかとして選んだため栄養補給にムシをとらえ消化するようになったのでしょう。
 葉の上に毛(線毛)が生えており、先に粘液を分泌し小さなムシを捕らえ、消化液を出して養分を吸収します。
 葉の上の小さなゴミを拡大してみました。ゴミと思っていましたが、よく見ると、葉の上の粘液に捕らえられたユスリカのようです。
▲モウセンゴケ
▲昆虫を捕らえたモウセンゴケ


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