クロマツ(№167)
クロマツは日本中どこの海岸でも見られる松です。多くが、防風林としての目的から人工的に植林されたものです。
松の葉は2枚でこの葉を針葉といいます。ところが、松は針葉ではない葉を一生の間に一度だけ付けます。左写真のように、種子が発芽したときにつける1~3cmの葉がそれです。
松の葉を付ける枝は短枝と呼ばれます。この短枝は長枝と呼ばれる長い枝についています。つまり、枝には短枝と長枝があることになります。長枝は年に1度だけ分岐します。ですから、長枝の数(分岐から分岐まで)を数えるとその松の大体の年齢を推定できます。