スイセン(№169)

 野に花の少ない1月、話題に上る花といえば水仙でしょう。ヒガンバナ科の球根植物ですがヒガンバナと異なり葉と花が同時に開く植物です。花は6枚の花被片(外側のがく片3枚+内側の花弁3枚)と6本のおしべ(長花糸3本+短花糸3本)、1本のめしべからなり、花被片の内側に筒状の副花冠を持つのが特徴です。
 スイセンは全草有毒(毒成分はリコリンなど)で、その葉がニラに似るため中毒事故を起こし話題になります。区別するには、葉を少し揉んでニラ特有のにおいがあるかどうかで区別できます。その他にも、スイセンは球根ですが、ニラは細根が多数あり球根ではない点、スイセンの葉はややねじれるがニラはまっすぐな点、スイセンの葉色はやや白っぽくニラはつやがある点などで区別できます。くれぐれも誤ってスイセンを食べないように注意してください。

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スイセン
▲ニラ
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スイセンの花


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