コメツキムシ(№176)

 大根やジャガイモを収穫すると、直径1~2mmの穴が開いていることがあります。これは多くの場合、コメツキムシの幼虫が頭を突っ込んで中身を食べた痕です。 コメツキムシの成虫は数cmの甲虫で、足を上にしてテーブルに置くと、ひっくり返った亀のように起き上がることができません。しかし、動きを止め、体をそり返した次の瞬間、パチン!という音とともに胸と腹を使った反動で飛び上がり、起き上がります。この動きが昔、米をついた動作に似るところからコメツキムシと呼ばれます。 幼虫は写真のように細長く、比較的硬い体をしており根菜類に食い込むところからハリガネムシとも呼ばれる農業害虫です。

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コメツキムシ幼虫


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