ミツバチ(の目)(№179)

 今年の春は桜の花が咲き始めたにもかかわらず、梅の花がまだ残っています。白梅の花にミツバチが訪ねていますが、白一色の花の中心(蜜や花粉がある)を狙って飛んできます。一般的に花を訪ねる昆虫(特にミツバチでよく研究されています)の目は、人と違って波長の短い部分(紫外線部)を良く感知し、逆に赤外線部を認識しにくいようです。では、カメラに可視光線(400nm~700nm)を遮断し紫外線を透過するフィルターを取り付けて白梅を見て見ましょう。右下の写真がその映像ですが、花の中央部やおしべの葯(花粉)は紫外線部を反射するようで濃く見えます。ミツバチはこの部分を目指して飛んでくるようです。
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▲人の目で見たウメ
▲フィルターを通したウメ


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