コカクモンハマキ(№245)

 1月、季節外れの暖かな日に団地の階段室にハマキムシの成虫を見つけました。この仲間には、チャノコカクモンハマキ、リンゴコカクモンハマキ、ウスコカクモンハマキ、チャハマキなどがいます。翅の模様には変異が多く、正確な同定は困難な仲間ですが、通常、冬を幼虫で越し成虫が出るのは4~5月のはず。せっかちな1匹なんでしょうか。
  広食性でブドウ、ナシ、カンキツ、カキ、チャなどの農作物の害虫として農家の皆さんには嫌われていますが、農作物だけではなく多種類の庭木の新芽にも寄生する厄介者です。
 下の写真は、ハマキムシによるチャの被害状況を写したものです。コカクモンハマキは数枚の葉を綴り合わせ、その中に潜みながら葉の食害を続けます。綴り合せた葉の中で蛹になり4~5月に成虫になります。
(*画像をクリックすると拡大されます)

コカクモンハマキ成虫
コカクモンハマキ成虫
茶のハマキムシによる被害


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