ゴーヤ(№266)

 ベランダからの西日防止にプランターを並べゴーヤを植えました。日よけと実益を兼ねてですが、グングン成長し立派に日よけの役を果たしています。また、多数の花が咲いているのですが、なかなか実がなりません。そこで、人工授粉を試みました。
 ゴーヤは、雌雄同株、雌雄異花の植物です。つまり同じ株に、雌花と雄花がつく植物で、雄花の花粉を昆虫(ミツバチが多い)が雌花に運び受粉させなければ果実が大きくなりません。そこで、ミツバチに代わって雄花を取りその花粉を雌花に付けてやりました。
 雄花は花の中央に葯(花粉袋)があって、黄色い花粉を出しています(写真左下)し、雌花は花の下に小さなゴーヤの果実(幼果)がくっついている(写真右上)のですぐに区別できます。
 ところで、多数の花の中から右下の写真の果実を見つけました。正面から見ると間違いなく雄花で花粉も出しています。しかし横から見ると、花の下に小さな幼果が見られ雌花ですが柱頭(雌しべの先端)はないようです。雌雄両性を持った花のようですが、開花後数日で花弁、幼果ともに黄色くなり落ちてしまいました。
(*画像をクリックすると拡大します)
▲ゴーヤによるグリーンカーテン
▲ゴーヤの雌花
▲ゴーヤの雄花
▲幼果とおしべ(葯)のついたゴーヤの花


ページトップへ