オオキツネノカミソリ(№664)
猛暑続きの8月、オオキツネノカミソリが満開との情報を得て、京都市の山中へ入りました。5月にも訪れましたが、その時はヒガンバナに似た葉が一面に茂っていました。それが今満開とのことで再訪しました。交通の便が非常に悪く、なかなか訪問しづらい谷筋で、そのせいもあって1年中山野草を楽しむことができる場所の一つです。
人里離れた谷筋に赤橙色の花をつけたオオキツネノカミソリの大群落が見られました。オオキツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草で、地下部に球根があります。早春に発芽し夏まで葉のみが茂りますが、初夏の頃これらの葉はすっかり枯れ、その後に高さ30~50cmの花茎と花だけが開くことになります。このような生態から、「花は葉を見ず、葉は花を見ず」ともいわれ、ヒガンバナ科の特徴になっています。全草に有毒なアルカロイドであるリコリンを含みます。本州の関東以西、四国九州に見られ、愛知や福岡にも大群落がみられます。
日本固有種ですが、キツネノカミソリの変種とされています。キツネノカミソリと比べ葉の幅が広く、自生地の標高はやや高く、開花時期が1月ほど早いと言われています。花被片も大きく、花糸(オシベの柄)が長く花被片から突出する特徴が見られます。
(*画像をクリックすると拡大されます)
人里離れた谷筋に赤橙色の花をつけたオオキツネノカミソリの大群落が見られました。オオキツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草で、地下部に球根があります。早春に発芽し夏まで葉のみが茂りますが、初夏の頃これらの葉はすっかり枯れ、その後に高さ30~50cmの花茎と花だけが開くことになります。このような生態から、「花は葉を見ず、葉は花を見ず」ともいわれ、ヒガンバナ科の特徴になっています。全草に有毒なアルカロイドであるリコリンを含みます。本州の関東以西、四国九州に見られ、愛知や福岡にも大群落がみられます。
日本固有種ですが、キツネノカミソリの変種とされています。キツネノカミソリと比べ葉の幅が広く、自生地の標高はやや高く、開花時期が1月ほど早いと言われています。花被片も大きく、花糸(オシベの柄)が長く花被片から突出する特徴が見られます。
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