ムラクモカレハ(№632)
南大阪の和泉市に信太山と呼ばれる自衛隊の演習地があります。2002年、この地域で中国原産と考えられるムラクモカレハ(オオカレハ)と呼ばれる非常に大きなカレハガが見つかりました。これまで国内では見られなかった外来種で、成虫は開翅長105mm、前翅長50mmの大型カレハガで、幼虫も10cmを超える大きな毛虫です。
周辺のコナラ、アベマキ、アラカシ、アカメガシワ、ハゼ、ヌルデなどが幼虫の食草になっているようです。発見後、他の地域への拡散もなくこの地域のみに生息していたようですが、2006年にこの地域で樹木の被害が目立ち始め、2007年には大阪府病害虫発生予察特殊報が出され被害に対する注意が喚起されました。2024年には同じ和泉市の仏並町(信太山から国道を9㎞南下)で街灯に多数の成虫が飛来するのが確認されました。今後の拡散が懸念されるところです。
年1回の発生のようで、成虫は9~10月の灯火に集まるのが多く見られます。卵は枝や葉にかためて生まれ、そのまま越冬します。幼虫は樹木の葉を食害後、まゆを作って蛹化します。人によっては幼虫の毛でアレルギーを起こすこともあるようです。
今後の動向に注意したい害虫です。
(*画像をクリックすると拡大されます)
周辺のコナラ、アベマキ、アラカシ、アカメガシワ、ハゼ、ヌルデなどが幼虫の食草になっているようです。発見後、他の地域への拡散もなくこの地域のみに生息していたようですが、2006年にこの地域で樹木の被害が目立ち始め、2007年には大阪府病害虫発生予察特殊報が出され被害に対する注意が喚起されました。2024年には同じ和泉市の仏並町(信太山から国道を9㎞南下)で街灯に多数の成虫が飛来するのが確認されました。今後の拡散が懸念されるところです。
年1回の発生のようで、成虫は9~10月の灯火に集まるのが多く見られます。卵は枝や葉にかためて生まれ、そのまま越冬します。幼虫は樹木の葉を食害後、まゆを作って蛹化します。人によっては幼虫の毛でアレルギーを起こすこともあるようです。
今後の動向に注意したい害虫です。
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