リキュウバイ(№623)

 明治時代、中国から移入された庭木の一つにリキュウバイがあります。バラ科ヤナギザクラ属の落葉中木で、樹高3~5mぐらいになります。4~6月頃新葉の展開と同時に、直径5㎝程度の梅に似た5弁の白い花を付けます。薄緑の新葉に白い花が茶人に好まれリキュウバイと呼ばれますが、移入時期から考えて千利休とは縁はないようです。
 花後、断面が星形の果実をつけます。寒さには強く庭木や公園樹として植栽されますが、派手さがなく、根が浅く移植を好まないなどから庭木としてはあまり人気がないようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲リキュウバイの花(開花はじめ)
▲リキュウバイの花(満開)
▲リキュウバイの果実

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