ベニシジミ(№545)

 早春から人目に触れやすいチョウの一つに、小型ではあるが色の派手さが目立ち、都市部でもよく目につくベニシジミがいます特に前翅の橙赤色と黒班のコントラストが良く目立ちます。高温期(夏型)には全体が黒っぽくなりますが、春(春型)には写真のように目立つ色をしています。
 幼虫はタデ科のスイバ、ギシギシ、ヒメスイバなどを餌としていますので、これらの生える空き地があれば都市部でもよく見られます。日中に活動し早春の花であるタンポポ、ヘビイチゴ、ハルジオンなどに吸密に来るのがよく見られます。
 ところで、名前のよく似たシジミチョウが他にいます。それはアカシジミです。ブナ科のコナラ、ミズナラ、ナラガシワ、カシワ、クヌギ、アベマキ、アラカシ、ウラジロガシなど都市部近郊でもよく見られる樹木を食草としており、環境適応力が強いのか都心部でもよく見かけることがあります。成虫は15:00ごろから日没にかけてよく活動し栗の花によく集まります。5月の風ゼフィルスと呼ばれる仲間です。ところで、ベニとアカはどう違うのでしょうか。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲ベニシジミ(春型)
▲ベニシジミ(春型)
▲ベニシジミ(裏面)
▲アカシジミ

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