イワツバメ(№514)

 車が頻繁に通る国道の橋の下を、多数の小型のツバメが飛び交っています。河原に降り、橋桁を見上げると多数のツバメの巣が見られました。
 スズメ目ツバメ科のイワツバメの巣です。イワツバメはユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に生息し、関西へは夏鳥として渡来し繁殖します。尾羽は比較的短く浅いⅤ字型で、嘴、体の上面は黒褐色、下面は汚白色で体長14㎝程度の小型のツバメです。腰が白毛に覆われるため飛翔中は腰が白く見えます。また、脚も白毛に覆われるため空飛ぶペンギンなどと呼ばれることもあります。飛びながらエサである昆虫を採り、吸水や水浴びも飛びながら済ませます。巣材の泥を取るときを除いて地上に降りることはなく、なかなかカメラに収まってくれません。
 もともと海岸や山地の岩場に集団で営巣し、泥と枯れ草でどんぶり型の巣を密集して作っていましたが、最近は街中のコンクリート構造物に営巣することが多くなりコンクリツバメと呼ばれたりします。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲橋の下を飛び回るイワツバメ
▲橋桁に作られたイワツバメの巣
▲橋桁に作られたイワツバメの巣
▲川面を飛ぶイワツバメ(水面に影が映っています)
▲川面を飛ぶイワツバメ(水面に影が映っています)

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