シロハラ(№505)

 冬季の西日本に比較的多い渡り鳥の一つにシロハラがいます。
 スズメ目ヒタキ科の小鳥で全長24~25㎝、スズメより大きくヒヨドリより僅かに小さな鳥です。中国東北地方やロシア沿海地方で繁殖し、冬に日本へやってきて越冬します。全身が灰褐色で腹部は白いのですが地上部にいることが多く、落ち葉に紛れて目立たない鳥です。飛ぶと尾の先の白が目立ちます。
 雑食性で暗い林や、公園、緑地の低木の下などの地上部で昆虫やミミズ、木の実などを探します。単独で行動し、地上部をピョンピョン跳ねながら移動します。落ち葉をガサゴソとはねのけながらエサを探しますので落ち葉を掃除するような公園などで見ることはほとんどありません。冬の落ち葉の下にも生き物たちの世界が広がっており、このような環境を生活の場としている鳥たちにとって、自然な環境を残すことも必要ですね。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲シロハラ
▲シロハラ

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