テイショウソウ(№494)

 千葉県から近畿地方、四国の太平洋側のやや湿った半日蔭の山地で9~11月に白く目立った花を開く山野草にテイショウソウがあります。生育地は比較的限られており、三重、滋賀、兵庫、奈良の各県では準絶滅危惧種に指定されています。
 キク科モミジハグマ属の植物で日本固有種です。花茎の長さは30~60㎝で先端に5~10個の頭花をつけます。1頭花は3個の小花からなり各小花の花冠は細長く5裂するため一つの花に15枚の花弁が賑やかについたように見えます。それぞれの頭花は上から下へ順に咲きます。雄性先塾で花柱に合着したオシベが花粉を出し切ると、花柱の中心からめしべが開きタイミングをずらせることで自家受粉を避けています。
葉は茎の下部に4~7枚が輪生し、長さ10~16㎝、波状鋸歯を持ち淡緑色の雲紋状の模様があります。
 テイショウソウ(禎祥=おめでたい意味)の由来は不詳で、牧野富太郎博士もわからないと首をかしげたそうです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲テイショウソウ
▲テイショウソウの花(上は雌性期、下は雄性期)

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