スイカズラ(№482)

 初夏のころ、林縁の山道を歩いていると、黄色と白の2色の花をつけたつる植物にお目にかかることがあります。スイカズラ科スイカズラ属の半常緑性つる植物のスイカズラです。別名も多くニンドウ「忍冬」(冬の寒さに耐える植物)、キンギンカ(黄色と白色の花)、ミツバナ、スイバナ(花筒の奥に蜜を蓄えており昔は子供達がよくおやつ代わりに吸っていた)など古くから人々に親しまれた山野草です。
 日本全国に分布し、ツルは長さ10mにもなることがあります。初夏の頃、葉腋から香りのよい2個の花が咲きますが、最初は白く、やがて黄色に変わります。花には長い筒があり、中に蜜を貯め、メシベ1本、オシベ5本が見られます。
 子供のおやつだけではなく、新芽、若葉、花は山菜として食用にされ、漢方や民間薬としても利尿、健胃、解熱、神経痛、関節炎などに利用されていました。1年を通して緑の葉が見られ、花が金銀と縁起が良いとのことから庭木としても利用されます。しかし、アメリカでは、園芸用として栽培されたものが逸出し、はびこることから危険外来種とされているそうです。
 園芸品種も多く、ベニバナスイカズラ、ツキヌキニンドウなどが観賞用として栽培されています。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲スイカズラ
▲スイカズラの花(白:若い花、黄:古い花)
▲スイカズラの花(黄色)

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