オオヒシクイ(№422)

 秋から冬になると、酷寒の北国から日本に向かって寒さを避けるために渡り鳥がやってきます。その中に天然記念物に指定されているオオヒシクイがいます。
 オオヒシクイは9月下旬~10月にカムチャッカ半島周辺から日本海に沿ってほぼ2400kmを南下して来ます。日本では約5000羽が越冬しますが、琵琶湖がその南限で300~500羽が越冬します。ガンの仲間ですが大型(翅を広げると1.6m)で、全体に茶褐色、くちばしはオレンジ色をしています。夜行性で、夜間にヒシの実、マコモ、水田の落穂などを食べ、昼間は沖の中洲などで休んでいます。白鳥類に比べ非常に警戒心が強く容易に近寄ることが出来ない野鳥の一つです。
 名前の由来になっているヒシは浅瀬に生える1年生の水草で、根は湖底に固着していますが、長い茎を伸ばし葉は水面に浮いている浮葉性水草です。この果実を好んで食べるようですが、果実は菱形で4本の硬い棘を持っており、どのようにして食べるのでしょうか。昔、忍者はこれを投げビシとして使ったと言われるほど硬い棘です。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲沖の中州で休むコハクチョウやオオヒシクイの群れ
▲オオヒシクイ
▲波打ち際に打ち寄せられたヒシの果実
▲ヒシの果実

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