セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(№406)

 あちらこちらの空き地にセイダカアワダチソウが目立ち始めました。もちろん、花はまだまだ先ですが、まっすぐに伸びた茎が1m程に達し、よく目に付くようになり始めました。
 この茎をよく見ると鮮紅色のアブラムシがびっしりついていることがあります。このアブラムシがセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシという長ったらしい名前を持ったアブラムシです。セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシはセイタカアワダチソウ以外の植物につくことはありません。また、セイタカアワダチソウに寄生するアブラムシはこのアブラムシだけです。
 セイタカアワダチソウは明治時代に鑑賞目的で北米から導入されたそうですが、今ではあちらこちらの空き地にはびこって雑草になっています。1991年、後を追いかけるようにセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが日本に定着しました。全身真っ赤ですが、脚、触角、角状管が黒く尾片は黄~赤で体長4mm程度になるアブラムシです。夏季には卵胎生でメスだけで単為生殖し、秋になるとオスとメスが出て有精卵を生み卵で越冬するようです。また、生息密度が高くなると、有翅型の固体が現れ、生息範囲を広げるようです。
 セイタカアワダチソウだけに寄生しますが、セイタカアワダチソウを枯らすこともなく異国の地で共存共栄の生活を送っているようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
群生しているセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ
▲セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ有翅型

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