メリケントキンソウ(№404)

 芝生の緑が眼に鮮やかな季節になりました。人だけでなく散歩の犬も芝生の上を走り回りたくなるような季節ですが、最近、犬が入りたくないと尻込みする緑地が見られます。試しにそのような緑地に手のひらをついてみるとチクチクすることがあります。あまり強く押すと、手のひらに沢山の棘が刺さることがあります。これは最近関西でも問題になっているメリケントキンソウの種子についた棘です。
 メリケントキンソウは1930年代に和歌山県で見つかったキク科の外来植物です。南米原産ですが、最近では関東、関西、九州の各地の芝生で繁茂し問題になっています。1年生で春に発芽成長しますが、草丈5~10cm程度の小さな草で、4~5月頃開花します。花が咲くまでは、芝生や他の草に紛れそれほど問題になりませんが、結実すると鋭い棘を持った種子を付け、この種子がバラバラと広がります。この上を歩くと靴の裏に多数の種子が刺さり、その足で他の緑地へ入るとそこで繁殖することになります。
 小さな子供がはだしで走ったり寝転がったり、犬が走り回ったりするとチクチクと痛く問題になっています。今のところ確実な防除法が無く、各地で問題が広がっているようです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
開花中のメリケントキンソウ
熟した果実(中央部)
バラバラになった果実(円内は靴底に刺さった果実)

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